自信家、見栄っ張りは生きづらい?

久しぶりの「生きづらいシリーズ」第二段です。

四柱推命では、「自信家ゆえに見栄を張って、後に引けなくなってしまうタイプ」というのがあります。

上昇運気の時は良いのですが、人生はアップダウンの繰り返し。楽あれば苦ありです。

この見栄っ張り・自信家タイプの特徴を挙げてみましょう。

人はすべて平等であり、他人ができて自分にできない訳はない。成せばなる、成さねばならぬ何事も、と自由、平等、博愛主義の考え方をします。自由な発想で、考えの幅も広く、自信を持って積極的に生きる人です。

物おじせず、気さくな人で上下の区別ない人間関係を築きます。

将来については明るい希望だけを考え、自信があるので「何とかなるさ」と粘って目的を遂げます。また他人の良いところだけを見て、伸ばします。

一旦、怒ると際限が無く、実に思いっきり良く関係を断ち切ります。

縮小策は苦手。義理人情にもろく、それでチャンスを逃すこともあります。

他人への用心を忘れ、油断しやすい所もあります。

体力の限界を考えずに、自分の能力をフルに発揮しようとします。

こうやって特徴を観ていくと、非の打ちどころがないように見えますね。

そうです。基本的に素晴らしい方です。自身のエネルギーは高く、自信があって人望も厚そうに見えます。

けど、この方、いざとなると助けてくれる人が周りに居なかったりします。

そして、一旦怒ると際限なく怒り、スパッとこれまでの関係を切ってしまう非情なところもあります。

このタイプは、下積み時代は「為せば成る・・」で一生懸命に上昇しようと努力します。

努力が実り、豊かになって一定期間が過ぎると、今度は油断する気持ちが出てきやすいのです。

タイプによっては守りの姿勢に入る人もいますが、この方はドンドン拡大方向に進んでしまうのです。

バイオリズムをご存知ですか?

運には波があり、一時も同じ状態の時はありません。 潮の満ち引きのように、また風の向きのように追い風であったり、逆風であったりします。

それが、上昇することしか考えられませんから、満潮になって今度は潮が引く「タイミング」を見極めるのが下手なのです。

これが経営者であれば、かなり危いです。

会社にも大きな上昇機運の時期がだいたい10年くらいあり、その中で小さなアップダウン(吉凶)を繰り返しているものです。

その上昇期が終わると、たいがい逆風運が控えているものです。 散々上昇してしまって、お金まわりが派手になっているのに、その生活を引き締めることができない。

また、脇が甘いですから、リスク管理もお粗末になりがちです。

運が悪くなった途端、変な人間がやって来て騙されてしまう・・・

大丈夫だろう、とこれまで運に頼って来た事に気づかず、業界の動向をリサーチせず、方向を誤ってしまった・・・

そして倒産。

こんなストーリーが想像できます。

社長さんでこういうタイプは、本当に危険です。 打撃が大きいです。

プラス思考=願望達成しやすい

これは一応基本なのですが、運とタイミングを見極めて現実を知らなくてはなりませんね。

今度は一般の女性のことを観ていきましょう。

成せばなると頑張って来た、その方が上昇機運の若手実業家、いわゆる玉の輿に乗ったとしましょう。

これまでの生活がドンドン豊かになっていき、お金遣いも荒くなります。

見栄っ張りの場合、お金持ちの奥様を世間に披露したくなるので、ブランドのバッグを買ったり、別荘が欲しくなったり。

高級車を何台も所有したり、もっと大きな家に住みたくなったり・・・どんどんと生活レベルが拡大していきます。

当然、身の回りにお金を掛けるようになります。

周りから「すごいね!」「さすが!」と言われれば、ますます、その声に答えたくなるのがこのタイプです。

お金は湧いてくるものではありませんし、運気にはバイオリズムがありますから、湯水のようにお金を使っていてはそのうち苦しくなってくるものです。

でも、縮小ができないのですから、今の生活を落とすことはできない。

大女優が晩年お金に困っているという話も聞きますね。

そういう女優さんは、このタイプかもしれません。

実はお金持ちって、お金にシビアで、堅実なのです。

必要なところにはお金をどんとかけますが、無駄なお金は使わないものです。意外と質素で、何年も同じ車を大事に乗っていたり、上質なものを長く愛用します。

その代り、人間関係の付き合いはとても大事にしますので、そういったお金を出し惜しみしません。

堅実だから、いざという時に蓄えがあったり、人からの助けがあったりして、お金持ちの状態が長く続くのかもしれません。

あなたは見栄を張りすぎて、苦しんでいませんか?