占い師はポジティブな面だけ見れば良いのでしょうか?ダークサイドば無視すべき?

10月17日に投稿したアメブロ記事を載せています。

今日は陰暦の9月9日で、媽祖様が昇天された日です。

横浜中華街の媽祖廟へ、そのイベントに行ってまいりました。

来週月曜日から風水研修で台湾に行くので、旅の安全祈願に媽祖廟へ伺ったところ、今日のことを知り、いつもより大きいお線香を手向けてきました。

人により、ロケット弾のようなお線香を手向ける人もいます。お線香いっぱいに願い事を書き込みます。てんこ盛りのお願いをしてきました。

ご利益たっぷりの媽祖様。媽祖様は約千年前に実在した女性で、後に道教の神様になられました。神様になられた記念日が、陰暦9月9日。

今年でいうと、今日だったのです。昇天=亡くなられた日なので、命日とも言えますが。今日の祭典では、お神酒も振る舞われ最後には「おめでとうございます!」と皆で拍手。

なので、やっぱり神様になられたお祝いの日なんですね。さて、私は弁天様や走水神社の乙橘姫命、媽祖様と、とご縁が深いようです。どの神様も、水の神様であり女性の神様と共通しております。

女神様ですね。

数年前に、沖縄の久高島へ行くことがありました。久高島は、神様に呼ばれた人しか行けないといわれている、神聖な島です。

その時は女性何人かで参ったのですが、現地の案内のおじさまから「あんたたちは女神様なんだから、しっかり男性陣を守るんですよ」と、言われました。

その時は、なんのこっちゃ?と思ったものです。

それからですね、女性の神様にやたらご縁するようになったのは。2000年から、これまでの男、戦争、弱肉強食といった陽の時代から、陰の時代に移行しています。

陰は、女性、受容、つながり、統合、月、裏側、内側などといった意味があります。今は陰の時代に入ったばかりで、まだまだ陽の気が強いです。

そのために、地球にも陰のエネルギーを入れていく必要があります。女神=女性性が大事なのではないかと思うのです。

性格で言えば、「長所が陽」で「短所が陰」とみることができます。短所というとネガティブな感じになってしまいますが、「陽が光」で「陰が影」という言い方をしてみましょう。

光があれば、必ず影がある。 光が濃いほど影も濃くなるものです私どものような鑑定士は、この光と影の両方を知っておかないといけません。

クライアントさんのお悩みは、ダークサイドの部分です。性格上の欠点が嫌だ、とかダークな部分で悩み苦しんでいます。占い師の中には、欠点をあげつらって攻め立てるように、ずばずば言う人がいますが、これも占い師のスタイルです。

占い師の「愛」が有るか、無いかが問題のような気がします。ある方からこんな話を聞きました。ホテルのラウンジで鑑定をしていて、相談者は泣きじゃくっていたそうです。

鑑定士はすごいキツイ顔で、相談者を攻め立てているように見えたそうです。事情はわかりませんが、そのお話を聞いた時、

そんな風にはなりたくないな。もっとポジティブな鑑定をすればいいのに・・・と思ったものです。でも、最近はもっとダークな部分も受け入れるべきだと思っています。

陰と陽は切っても切れないもの。中庸が大事。泣きじゃくっていた相談者は、叱られたかったのかもしれません。

または、あまりにもラチが明かないので、その占い師はやむを得ずきつく言ったのかもしれません。どういう言い方をするかは、鑑定士の個性にもよりますが、涙が出るのは心に響くものがあるからです。

心に響かなければ、相談者はケロッとしているものですよ。ポジティブな鑑定を目指す占い師は、ポジティブな面を見たがり、ネガティブな面を見たがりません。

でもですよ。

鑑定士は、性格の「欠点」も「長所」もしっかりと叩き込んだ上でないと、務まらないのではないでしょうか。短所を知らないと、相談者はいつまでも他人や境遇のせいにして、前に進めないのですよ。

短所は長所に変換できます。短所を昇華して、ポジティブな方へもっていく。

それは、大きく陰(ダークサイド)に傾いたものを、陽(ポジティブ)にもっていくことで、真ん中に居られるようになります。これが大事だと思っています。